子育て中の主婦や妊娠中の方を中心に、在宅ワークが人気を集めています。TPOに合わせた服とメイク、満員電車での通勤を強いられることなく、好きな時に好きなだけ働けるスタイルが支持されているためです。しかし、お仕事内容によっては、稼げない・トラブルに巻き込まれたなどのケースもあり、注意が必要です。
意外に稼げない在宅ワークについて
在宅ワークには大きく分けて2種類あります。1つはPC作業を中心とした「データ入力」や「記事作成」。もう1つは、手作業を中心としたいわゆる「内職」です。
多くの女性が、パソコン操作は苦手だから手作業にしようと考えがちです。しかし、手作業の仕事は1個0.2円など単価が低く、1000個の袋詰めを1週間かけて行い報酬が200円という内容が少なくありません。また、材料が大量に自宅へ送られる、完成品を自分で指定先へ届けるなどの指示もあり、女性にとってはほぼ稼げない在宅ワークです。
もともとの趣味として、アクセサリー作りなど細かな作業をしてきた方が、「趣味の時間を楽しみつつお金がもらえる」という考えでスタートするならメリットがあります。しかし、まったく未経験の方であれば、デメリットの多い働き方だということを知っておきましょう。
甘い罠『1時間で1万円』などの誘惑
インターネットで「在宅ワーク」と検索すると、「1時間1万円」「楽して稼げる」といった魅力的な言葉が目に止まります。しかし、安易にそのキャッチコピーに乗ってはいけません。悪徳商法を行う業者がまぎれている可能性があります。
ここ数年で急増している内職トラブルとして、
- 登録料やサポート料と称して高額な金額を請求される
- 架空のお仕事契約を結び、個人情報だけを収集している
といったケースがあります。気付かないうちに犯罪行為に巻き込まれていることもあり、自分にとって大きすぎるリスクです。手軽に高額を稼げるといった言葉は安易に信じず、やってみたい仕事を見つけたら会社概要などをよく確認してから応募しましょう。
まとめ
在宅ワークを始めようと考えた当初は「月1万円でも稼げたら」と誰もが控えめな目標を掲げます。しかし、インターネットで情報を集める内、「月10万円いけるかも!?」「フルタイムよりもたくさん稼げるかも!?」と期待を膨らませてしまうものです。
しかし、妊娠中や子育て中にもっとも大切なことは、自分の生活リズムや体調を崩さないこと。納期が迫っている・目標月収に満たないからと焦って働いては元も子もありません。収入に関しては「アルバイトより稼げないくらいでOK」と目標を低めに設定し、無理のないお仕事内容を選ぶよう心がけてください。